価格改定のお知らせ 10月1日受注分より

2024年10月1日受注分より、一部価格を改定させて頂くこととなりました。

世界的な金相場の高騰より原価が大幅に押し上げられ、
これまでの価格の維持が困難になってまいりました。

以下の価格上昇を予定しております。(税込)

グレード10号 +11.000円(確定)

グレード15号 +11.000円(確定)

型C 変更なし(予定)

型D 変更なし(予定)

型E 変更なし(予定)

型F 変更なし(予定)

型G 変更なし(予定)

型H 変更なし(予定)

また、金相場の変動次第では見直し後、更新させていただく予定です。

2024年7月7日発表 7月26日11:38更新

創業90周年記念モデル 35本限定 残り9本

2024年7月1日発表

万年筆博士 創業90周年記念モデル 御蔵島金桑・木目沈金拭き漆 限定35本

いつの日か、国宝と呼ばれるようなものを作りたい。貴重な天然の素材を最大限に生かしつつ、より美しく、それでいて普段使いの道具として成立し、未だかつて無かった物。そんな思いを90周年の節目に表現させていただきました。
希少な御蔵島金桑を入手。木目沈金により、素材そのものの質感や木目をより美しく際立たせた前代未聞のモデルです。また、キャップの淵には沈金をたっぷりと施し、キャップリングのようなアクセントとしました。

御蔵島金桑(みくらじまきんぐわ)について
御蔵島金桑は、桑材の最高峰です。東京都に属する伊豆諸島中部の御蔵島の桑は、植物学上シマグワと呼ばれる在来種です。この地域帯は、黒潮が流れ一年を通じて温暖な気候に恵まれていて、歴史的に豊かな自然が多く残りました。この事が、この桑を有名にしました。森が深く、山の傾斜角度が強い御蔵島だけに、人の手が入らない所に生えているので、木の年輪が積み、緻密で、奥深い金色の色彩になります。その性質から金桑と呼ばれており、昨今ではほとんど手に入れることの出来ない超希少な素材です。
▷御蔵島を地図で確認する

木目沈金(もくめちんきん)について
その希少な素材の美しい木目をより美しく表現したいと考えていたところ、木地師の技法である木目沈金に出会いました。木目沈金とは、蒔絵の伝統技法「沈金」により、木目に純金箔及び純金粉を残し、素材そのものの質感をより美しく際立たせる技法です。通常木目沈金はケヤキや栗に使われる技法ですが、私は幸運にも入手していた金桑の木目の質感を見ながら、必ず美しく仕上がると確信しました。それ迄には、使う金箔や金粉の選別などに苦労しましたが、2年間、何度も試作を重ね成功しました。

価格と仕様
・スタンダードタイプ(フォルムはご自由に) 外装にクリップ、リングなどの金具の無いシンプルなモデルです。首軸の14Kリングのみお付けします。456500円
・Cタイプ522500円
・Dタイプ583000円(写真のモデル)
・Eタイプ621500円
・Fタイプ599500円
・Gタイプ638000円
・Hタイプ660000円
キャップを胴軸にポストせずに使う設定にされることを強くお勧めします。(木目沈金拭き漆の部分に長年の使用で擦り傷などをつけないようにするため。)

首軸やネジ部分のエボナイトのカラーはブラックかレッドアンドブラックをお選びいただけます。

特典
90周年モデルをご注文下さったお客様に感謝を込めて、リアルセピアインクのダーク、鳥取県産の甲イカバージョン1本(35本限定)をプレゼントさせていただきます。
通常の製品は地中海産ヨーロッパコウイカで作られていますが、コロナ禍で地中海の漁が数年間無かった時に急遽用意していたストックです。地元のイカの墨袋を集めて作業するのに大変手間がかかるため、コストを無視した、大変貴重なものです。

御注文から完成まで
通常スケジュール+4か月が必要になります。

宜しくご検討くださいませ。

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花櫚の瘤 拭き漆 リバイバル限定 残り4本

2009年限定発売し、完売していたものを、良材入手により限定リバイバル発売させていただきます。
花櫚という樹齢1000年以上の大径木(マメ科紫檀属)の根元に近いところに出来る瘤(バール)です。
玉杢(たまもく)が非常に美しいです。汚れや割れ防止のため無臭柿渋を塗った後漆を塗り研ぎします。
のどの薬のかりんの実の花梨(バラ科ボケ属)とは全く別物です。
学名:Pterocarpus indicus
産地:ラオス

▷詳しくは作品集をご覧ください。


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    2023年7月11日公開

(完売)老山白檀 金継 拭き漆 11本限定

11月13日 完売
2023年11月9日公開
産地:インド マイソール地方
英名:サンダルウッド
1965年伐採輸出規制される前のものが僅か日本国内に備蓄されていました。2009年に幸運にも丸太の状態で入手したものを、無臭柿渋と純日本国産の高級漆を使い塗研ぎすることにより、白檀のアロマの香りはそのままに、汚れ防止に成功し、25本限定で発売後完売しておりました。保管していた、残りの割れのある素材を、修復しながら製作し、金継ぎで仕上げることで、オリジナルよりも美しく仕上げる、「不足の美」を実現しました。

価格:▷価格表のSWの欄をご参照ください。

  • L1003909(1)L1003909(1)
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(完売)黒柿  拭き漆  13本限定

11月12日 完売
2023年11月9日公開
埼玉県秩父皆野産
特上の希少部位を僅かに入手しました。
黒柿は通称であり、樹の種類としては“柿の木”です。通常の柿の木は製材した際、乳白色〜淡黄色に近い色味をしていますが、稀に墨色のような黒色が樹の中心部に入ることがあります。これを黒柿と呼びます。確率は1万本に1本とも言われ、非常に貴重で高価な存在です。黒い模様は樹齢150年以上の老木にしか出ないことが共通しているため、柿渋の元である“タンニン”が変色し、元々白い樹である柿の木に黒が入るのではないかと考えられています。選び抜かれた美しい木目のものを拭き漆で仕上げます。
価格:▷価格表のBPの欄をご参照ください。

L1003916(1)L1003916(1)
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